3月-2015
三溪園に夜桜を観に行こう!
神奈川県の桜名所の中でも随一の美しさを誇る三溪園の夜桜。ライトアップされた夜桜の美しさ、特に園内の池に映り込むピンクの桜の木は本当に美しいです。
三溪園は横浜市本牧にある日本庭園です。園内には歴史的な建物がたくさんあり、サクラ、紫陽花、蓮、紅葉、梅、と季節毎に様々な花な木々の彩りを楽しめます。
三溪園のシンボルともいえる旧燈明寺三重塔を写し込むこの構図は、毎年、同じ場所から撮影してもまったく飽きません。
↑2014年4月1日撮影。
↑2010年4月4日撮影。
↑2009年4月5日撮影。
年によって桜の花の開花量が違って毎年味があります。色味がそれぞれ違うのはRAW現像時にパラメータを少し変えているからです。開花量が少ないときは落ち着いた色味で、開花量が多いときは少し派手な色味としています。
池の周りをぐるっと外周すると、他にも撮影スポットがあります。三溪園の桜はとても美しく配置されているので、どのような角度から撮影してもとにかく絵になります。
また三溪園は前述した三重塔など、重要文化財がたくさんあります。これらの建物も何個かライトアップされているので被写体として撮ってみると面白いと思います。
夜桜をキレイに撮る方法として三脚をしっかりと建てましょう。ISO感度はなるべく低めに、絞りはF10前後に設定。シャッタースピード(露光時間)を長めにとりましょう。こうすることで微妙な濃淡、コントラストを表現できます。この際、気をつけなくてはならないのが被写体ブレ。夜桜の場合、桜の木の枝が風でなびいてしまう場合は、どんなに三脚を堅牢に設置しても撮像はブレてしまいます。
そのため、極力「無風の日」を選びましょう。
「天候が良く」×「無風の日」×「桜が満開の期間」
という全ての要素が揃って撮影できる日は中々ないかもしれません。私も毎年撮影に行っていますが、「よし!今年はバッチリ撮れたぜ!」と思える日は数年に1回くらいです。
三溪園のHPやインターネット上の情報を集めて満開の時期を察しつつも天気予報や風の具合をチェックして撮影日を決めるという作業は結構大変ですが、それでも是非、観てもらいたい、撮影してもらい情景です。
三溪園の夜桜、オススメです!
レンズ
24-70mmなどの標準ズームレンズが1本あると十分です。池越しに三重塔をアップで収めたい場合は200mm前後の望遠レンズがあると良いです。
三脚
夜桜ライトアップを撮影するのであれば三脚は必須です。
撮影時間帯
日が完全に落ちた19時以降がお勧めです。ライトアップは18:30から。ライトアップ直後は人がとても多いので私はいつも閉園ギリギリに行きます。
アクセス難関度
近くに駅は無いので、最寄駅(根岸駅・桜木町駅・横浜駅東口)からバスでアクセスするか、車で行くことになります。三溪園には併設された駐車場がありますがとても混むのである程度時間に余裕を持って行動されるとよいと思います。
場所
三溪園
住所
神奈川県横浜市中区本牧三之谷58−1
入園料
大人500円
こども200円
営業時間
営業時間:9:00~17:00
ライトアップ期間:18:30~21:00(入園は20:30締め切り)
アクセス
根岸駅 1番乗り場《市バス58・99・101系統》10分 本牧下車・徒歩10分
駐車場
あり(有料)
三溪園HP
http://www.sankeien.or.jp/
開花情報、ライトアップイベント詳細の情報も上記ホームページでチェックできます。
三溪園の夜桜(2014)
三溪園の夜桜(2010)
三溪園の夜桜(2009)