3月-2015
汐入公園の河津桜を観に行こう!
汐入公園は荒川区の東端、隅田川沿いに広がる都立公園です。比較的新しい公園なため、道も景観もキレイです。隅田川に沿う形で植えられた河津桜越しにスカイツリーを望むこともできます。
再開発が進む市街地に在る公園ということで、新しめの建物が目立ちます。空は比較的広いので、河津桜+建物+青空という構図が楽しめます。
公園が新しいため、樹も若いのか、比較的小ぶりな河津桜が並んでいます。そのため、しゃがんで撮ってみたり、低い位置(川側に降りて)から撮れば良い具合に人工物をフレームアウトすることができます。都内のちょっとした公園で撮影すると必ず人工物がフレームインするので、ここはちょっとプラスポイントですね!
北の方は河津桜が2列にキレイに並んでいるので望遠レンズがあれば圧縮効果を使って「桜のトンネル」を撮ることができます。
小ぶりな樹が多いので、50mmくらいがちょうど合います。50mmと言えば“標準レンズ”と言われる画角。一説によれば「人間がボーっと何かを見ている時の視界」に近いそうです。そのため50mmで撮影すると被写体を自然に主張することができます。コンデジをお持ちの方はちょっとズームしたくらい(2倍ズームかな?)で撮影してみてください。私は先日購入した SIGMA の Artラインの50mmレンズがピッタリとつかえて大満足でした(笑)
この辺りに住んでいる家族でしょうか、撮影した日には多くの子供たちがこの汐入公園で遊んでしました。複数の家族で集まってお母さんは花見しながらお茶、子供はそれぞれに遊ぶ、的な光景は遠目に見ていてとても温かい気持ちになります。彼らを直接撮影することはできませんが、十分に被写界深度を取ってボカしてみたり、彼らの遊び道具をフレームに入れてみたりして人の存在をアクセントに入れてみました。
ここの河津桜は南の方から咲き始めるようです。そこから徐々に北に向かって満開の時期がずれるようで、東京都内では比較的遅く(3月下旬)まで満開を楽しめるスポットです。都内で気軽に河津桜を観たい場合はおすすめの場所です!
ちなみに今回ご紹介した写真は上図の赤枠で囲ったあたりを撮っています。これより南はもっと早い時期(3月上旬)辺りに咲くそうです。
レンズ
広角レンズは20~24mmで十分です、これより広角を使うと建物ばかりが目立ってしまいます。桜のトンネルを撮るには200mm前後の望遠レンズがあるとよいでしょう。そしてお勧めなのが50mm。本文でも触れていますが小ぶりな樹を収めるのにちょうど良いです。
三脚
基本的には三脚は不要です。河津桜の散り際を狙って桜吹雪を撮影するなら三脚を持ってきましょう。
撮影時間帯
午前中がお勧めです。
アクセス難関度
都内の公園であるためアクセスは容易です。汐入公園には2か所駐車場があるのでクルマでも気軽に行くことができます。
場所
汐入公園
住所
荒川区南千住八丁目
最寄駅
南千住駅 徒歩12分
駐車場
あり(有料:汐入公園北駐車場、汐入公園南駐車場)
汐入公園HP
http://tokyo-eastpark.com/modules/Top_Shioiri/
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