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3月-2014

桜をキレイに撮影しよう!7つのポイント


5D3_1993

桜をキレイに撮る7つのポイント

桜の季節がやってきましたね!お花見に、写真撮影に、とこれから各所の桜の開花状況をチェックする日々がしばらく続きそうで、撮影スケジュールを考えるだけでも頭がいっぱい…!うれしい悲鳴であります(^^;)

さて、今回はみんな大好き「桜」をキレイに撮影するテクニックをまとめます。

色々書きますが、ぜひ1つでも2つでも試していただいて、〝お気に入りの一枚″をおさめてもらえれば!とおもいます。

Point1:まずは「マクロ(接写)」で撮影!

まずはお手軽で、かつ直ぐに効果のでるマクロ撮影。接写とも言いますね。これから始めましょう。桜の花をあえてマクロで撮影するメリットは、

・遠出して素晴らしい景勝地に行かなくても街中のちょっとした桜でも試せる。
・景勝地に行くと人がたくさん。絵的には邪魔な人ごみをフレームアウトできる。
・天候に左右されにくい(曇っていてもOK)

などいろいろあります。

なにより、パッと見た目で「わぁ、きれい!」と言ってもらえる写真が撮れます。

まずはカメラの機能を確認しましょう。

マクロモードとか接写モードとか、あるカメラを使っている人はマクロモードをONに。その機能が見当たらない、あるいは iPhone などのスマフォの場合は花に近寄って撮影するだけでOKです。

さて、テクニックの1つ目、本題です。

「ただ何となく」撮影するのでなく、明確に何かを狙ってください。そして、その狙った場所にピントを合わせる、という感覚をつかんでください。

いくつか作例をご紹介しますね。

作例:花弁のエッジに着目花弁に着目↑この「春めき」という品種はエッジ部分が少しだけ濃いピンク色になるのです。

作例:つぼみに着目
つぼみを狙う↑ソメイヨシノ、8分咲きくらいの木を見つけました。明日にも花が開きそうな、そんなつぼみに着目。

作例:シベに着目5D3_1993↑河津桜の花をようくみると、シベがとてもきれいに見えました。この透き通るようなシベと芯に着目。

 

いかがでしょう?

どこに着目する(フォーカスをあわせる)か、だけでもかなり差が出ると思いませんか?

Point2:ちょっと明るめに撮る!

何も考えずに撮影した桜の写真、とくにソメイヨシノのような白っぽい花の桜を撮影すると、全体的に暗くなった経験ありませんか?

原因はカメラ側の測光ミスなんですが、細かい話はここでは忘れて、とりあえず明るめに撮影するようにしましょう。どれくらい差があるかというと・・・

作例:何も考えずに撮影して暗くなってしまったノーマル露出

作例:本来の見た目に近づけるため明るく撮影したプラス露出補正(適正)

上が普通に撮影した状態、下が明るく撮影した状態です。こうして比べてみるとかなり違いがありますよね?

明るく撮影するにはカメラの露出補正という機能を使います。下の写真は「+2/3EV」補正しています。

最近のカメラであれば露出補正はたいていできるようになっていますので、操作の分からない方は、お手元の取扱説明書をチェックしてみてください!

Point3:構図を少し考える(撮影する角度を変えてみる)

次に構図の事を少し考えてみましょう。結論から言うに「こうすれば正解」という構図はありません。ただ、少し、撮影する角度を変えるだけでもずいぶんと印象が変わります。

作例:背後から狙ってみる
後ろから

作例:手前にあった桜の花の隙間から狙ってみる
手前ボケ

作例:横から狙ってみる
しっかり撮る

作例:桜の下に菜の花がくるように撮ってみる
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いかがでしょうか?

おなじ桜の花に着目するにしても、写真としてのバリエーションがかなり広がりましたよね。

このように「あの花弁に光が当たっているな」とか「この角度から撮影すると面白いんじゃないかな」と、現場で一工夫を重ねると仕上がりがグッと高まりますよ!

Point4:「ここで撮影しました」という写真も撮っておく

Point1~3の内容と少し矛盾しますが、マクロで一部の花に着目し続けるとキレイな桜の写真は残せても、どこで撮影したのかよく分からない写真ばかりになります。

端的に言うと飽きてしまいます・・・!(汗)

そこで、たまにはその場所でしか撮れない写真も抑えておきましょう。

「○○○と桜」といった具合に、お気に入りの桜の花(木)と、その場所の特徴的な何かしら(ランドマーク)を組み合わせると考えると簡単です。

 

作例:スカイツリーと河津桜
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作例:小田原城と桜
シンボルと一緒に

作例:田んぼと桜
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作例:白い建物と桜
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いかがでしょうか?

時として桜は主役でなくてもよいのです。他の人が見て、「あぁ、こんなところに桜が咲いているんだね」とわかるような構図をまずは心がけてみてください。

Point5: なるべく人を消してみる

桜が満開な季節はどこに行っても人・人・人…。絵はがきのように誰もいない広大な空間でぽつんと咲く一本桜…、的な写真はなかなか撮れません。

そこで人がいなくなるタイミングを待つのではなく、少し工夫して人を構図からフレームアウトしてみてください。

作例:普通に立って撮影(人がたくさん映り込んだ)IMG_4061

作例:目の前の菜の花に近づきつつ、しゃがんで撮影(人が目立たなくなった)人を消す

 

この2つの作例は同じ場所、ほぼ同じ時間に撮影しています。

違いは何かというと撮影している目線。人が目立たない2枚目の写真はしゃがんでかなり低い位置から撮影しています。さらに念には念を、ということで、目の前に広がる菜の花に限りなく近づいています。

例えばこのような工夫によって、人をなるべく構図から消すことができます。ぜひ試してみてください!

 

Point6:逆に人を入れてみる

Point5で「人を消せ」と言っておきながら、今度は入れろ!とはどっちだよ!?と言われそうですが・・・(^^;)。

実は…

・人を入れることで桜の木の大きさが伝わる
・人を入れることで何となくドラマが生まれる
・人を入れることで構図のアクセントになる

こういう効果があるのは事実です。比較例をご紹介しますね。

作例:人を入れずに撮影した一本桜一本桜

作例:人を入れて撮影した一本桜
一本桜(人で比較)

作例:青空と雲と桜の組み合わせがきれいだったので撮影
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作例:青空と雲と桜に人を組み合わせてみて撮影
IMG_9685

いかがでしょう?

2組の例はそれぞれ同じ桜の木ですが、手前に人を入れると、大きさや、奥行き感、そして絵としての何となくのドラマ性が生まれると思いませんか?(^^;)

 

作例:桜並木沿いの道を歩く人を入れてみる
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作例:桜の下を走るバイク(人)を入れてみるIMG_3887

作例:川沿いの桜の前を走る自転車(人)を入れてみる
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いかがでしょう?

同じような写真にチャレンジしたことある人ならお気づきかもしれませんが、実はこれらの「人」が映り込んでいるのは一瞬の出来事です。立ち止まってくれたり、わざわざ構図の中に移動してくれたりはしません(モデルを雇う場合は別)。

そのため、「あ、あのおじいさんとチャリ、いい感じだな!」と思ったら迷わず構図の中に取り入れてみましょう!

そうして出来上がった写真は、二度と同じ光景が存在しない、完全にオリジナルの一枚となります!

Point7:飽きてきたら主題をずらす

私は写真の専門学校を出ているわけではないので「主題」とか難しいことはあまり考えないのですが、桜を撮影しに行っている場合は間違いなく主題は「桜」ですよね?

一日中、桜を撮影していると、きれいな写真が撮れていたとしても、さすがに飽きてくることありませんか?私はあります・・・(笑)。

そういう際には、「桜」という名の主題を敢えて外して、要素の一部にしてみましょう。

 

作例:木を主題にしてみる。桜は舞い散る花ビラで存在をアピール
桜吹雪

作例:ちょっと形の面白い街灯があったので主題にしてみる。桜は枝ごと額縁的に配置。
5D3_2102

作例:足元にあった別の花を主題にしてみる。桜は地面に落ちた花ビラでアピール。
主題をずらす

作例:菜の花畑の小道と家族を主題に。桜は左の方に配置。
IMG_9625

いかがでしょう。桜をメインで撮影していないのに、しっかりと「桜の季節」の雰囲気は出せますよね。敢えて主題から外して副題にすることもひとつの演出ということ、試してみてください!

まとめ

いかがだったでしょか。今回はカメラの設定や、どのレンズを使うかという技巧の話ではなく、構図や考え方(?)についてまとめてみました。

ここで書いていることは高価な一眼レフではくても、iPhone等のスマフォのカメラでも実施して頂けることかな、と思います。正直、いろいろ考えるのは手間かと思いますが、その分、キレイな桜の写真が撮れたときの喜びは大きいです!

これからの季節、ぜひお試しください!


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