07
12月-2013

夜景撮影ではフラッシュは逆効果になる!?

コラム   /  

コンデジや一眼レフ、ミラーレスの多くのカメラについているフラッシュ(ストロボ)
カメラ任せのオート機能だと、暗いシーンでは自動でフラッシュが発光しますよね。

5D3_3245

そのせいだかわかりませんが、

「暗いところではとりあえずフラッシュを光らせる」
「撮影した写真が暗かったりブレていたりするとフラッシュをたいたらOK!」

というイメージが先行しているように思えます。もちろん、基本的には間違えていないのですが、フラッシュは万能ではありません!

特に「夜景撮影」「ライトアップ(イルミネーション)撮影」では逆効果なのです!

 

1.夜景撮影で比較!

実際に比較してみましょう。

RX100_flushoff
[SONY RX100 ISO1600, f2.8, 1/8sec, 手持ち撮影]

1枚目のこの写真、頑張って手持ちで撮影してみました。
さて、同じ構図で今度はフラッシュを発光してみましょう…!

RX100_flushon
[SONY RX100 ISO1250, f2.8, 1/50sec, ストロボON]

どうでしょうか?真っ暗ですよね。
この構図のように、被写体との距離がけっこうあるとストロボをたくと逆に真っ暗になります。

 

2.なんでこうなるの?

5D3_3241

実はストロボには「ガイドナンバー(よくGNと表記されています)」というスペック指標があり、

 ガイドナンバー(GN) = フラッシュ(ストロボ)の到達距離(m)×絞り値(f値)

で計算ができます(この際、ISO感度は ISO 100 で計算します)。

ちなみに、私が使っているコンデジ SONY RX-100 は GN6 です。一方、EOS 5D mark3 に装着している外付けのクリップオンストロボは GN60 です。10倍も違います。

さて、この計算式にあてはめると、ISO100で最も明るいf2.8で撮影したとしても、約2m先が適正露出(ちょうど良い具合に写せる)になります。作例の写真では、全く照射距離が足りていないんですよ…!

ちょっと難しいハナシですが、要は展望台の上から街並みの夜景を撮影したり、駅前に広がるイルミネーションなんかを撮影しようとした場合、間違いなく距離が足りません、ということです!

 

3.高感度設定で撮影するか三脚を使ってジックリ撮影しよう

最近のカメラは高感度撮影時のノイズ処理もだいぶ良くなっています。夜景撮影時は、カメラ任せでよいので、まずはフラッシュをOFFにするところから始めてみましょう!

5D3_3243
フラッシュをOFFに!

5D3_0906
[Canon EOS 5D mark3, ISO10000, f2.8, 1/80sec, 手持ち]

この写真のISO感度は驚きのISO10000。いちまん、ですよ。一万!
少し前だと、モノクロの監視カメラのような画像しか残せなかったこの高感度も今でこんなことになっています。
(私も正直驚いています)

三脚を常に持っているわけでもないし、場合によっては三脚が禁止されている場所もあります。

そんな時には、フラッシュをON!…ではなく、高感度撮影で対応してみてください!


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